召喚鉱石
アトラク=ナクア
【初音】・・・・・・・・・・・・・・・
【カカロ】むっ、成功か!なかなかの美女じゃあ。
イデヨンによって現れた女は、床にうつぶせに横たわっていた。
【初音】・・・・・・冷たい・・・・・・
【ナナス】あ、あのう・・・お昼寝でもしてたんですか・・・?
【初音】なぁに、ここは・・・?何もかもが石造り。私の巣はどこへ行ったの・・・?
【ナナス】はい、ここはママトトという移動要塞国家の中です。
【初音】ままとと・・・まんまと、おさかな?
【ナナス】いえ、違いますよ。実はこういった訳で・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・
【初音】(まあ、愛らしい若者だこと・・・ 髪の色が気に入らないけど、美味しそう。)
【カカロ】(うーむ、この女、じつにいい体つきをしとるわい。 脂がのっていそうじゃのう・・・)
【ナナス】・・・という状態なんです。どうか、協力して頂けませんか?
【初音】そうでしたの・・・お話のあらましは飲み込めましたわ。ですけれど、
【初音】気のせいかしら、こちらのお部屋、 かすかに下衆な豚の臭いが漂っているのよ・・・?
【ナナス】は?ぶ、豚?そんなはずはないんだけどなあ。
【カカロ】(むっ・・・この女、今、ちらっと意味ありげに儂を見おったか・・・?)
【カカロ】(油断ならんな。本心の気配は、念入りに隠しておこう。)
【初音】・・・・・・・・・・・・まあ、良いわ・・・
【初音】承知いたしました。私も退屈しておりましたの。尽力させて頂きます。
【ナナス】わっ、ありがとうございます!
れべるあっぷ……不思議な現象ですこと。
ここには…奇妙なものがたくさんあるのね。愉快だこと。
ふふっ……
あちらへお行き。
まとめてお相手してあげてもよいのよ…?
ええ…良いわ、何度でも。時間はいくらでもあるのだもの。
身の程を知るのね、豚。
ではね、ごきげんよう。
くっ… …許さないわ…!!