召喚鉱石
大番長
【華苑】真央、何をしているの。早くお茶を用意して…
【華苑】ちょ…う…だ…
【華苑】……………
【華苑】あらっ!? あなた達、何!?いったいどうやってここへ入ってきたの!?
【ナナス】違うよ。僕達が君の部屋を訪れたんじゃなくって君にこちらへ来てもらったんだ。
【ナナス】僕はナナス。ここは、移動要塞国家ママトトの中だよ。
【華苑】えっ…来てもらっただなんて…それは、いったいどういう事…?
【ナナス】無理に君をここへ召喚したんだ。異世界の勇者さん。
【華苑】あっ…、ご、ごめんなさい。突然の事で、何がなんだか…
混乱している華苑に、ナナスは丁寧にことの経緯を説明した。
【華苑】まあ…そういった事情でしたの。
【華苑】わかりましたわ。そういったことでしたら、お手伝いしてさしあげるわ。
【ナナス】ありがとう。
【華苑】ただ、非礼を詫びていただけませんこと?
【ナナス】えっ?
【華苑】レディをこのように強引に招待するのは、いかがなものかしら?
【ナナス】あ…そうですね。ごめんね、華苑。
【華苑】いいえ、どういたしまして。これからどうぞよろしく、ナナス。
ふふん。当然の結果ですわ。
あら、何かしら?
膝を地につけてくださいますかしら!?
ごめんあそばせ!
逃げられませんわよ!
しょうがありませんわね。まだまだ倒してさしあげますわ。
酷いっ!何をなさいますの!?
くっ… 戦術的撤退なら、しかたありませんわね…
いやぁぁぁっ!