召喚鉱石
Only you -リ・クルス-
【麗蘭】・・・・・・・・・・・・
【麗蘭】これは・・・転移の術か?
【麗蘭】しかし、何故・・・
【ナナス】ごめんなさい。僕が、あなたを召喚しました。
【麗蘭】そなたは?
【ナナス】僕はナナス。ここにいるのが僕の父で、カカロといいます。
【ナナス】父はこのママトトの王で、僕は軍師です。
【麗蘭】軍師・・・
【麗蘭】ほう。ではこの地で戦があるという事か。
【ナナス】はい・・・それで、あなたのような勇者にきて頂いて・・・
ナナスは事のあらましを麗蘭に語った。
【麗蘭】ふむ・・・
【ナナス】どうでしょう?一緒に戦って頂けませんか?
【麗蘭】妾がいなくなった向こうはどうなっておるのだ?
【ナナス】はい。あなたの時間が止まったような状態になっています。
【麗蘭】それならよかろう。 妾は向こうでする事があるのでな。その方が好都合だ。
【麗蘭】その戦、参加してやろう。
【ナナス】ありがとうございます。
【麗蘭】我が名は鈴麗蘭。麗蘭で結構だ。
【ナナス】よろしく、麗蘭。
【麗蘭】うむ。
うむ。良い感じだ。
なんだこれは?
ふんっ!
どこへなりとも行くがいい。
そらっ!
まだだ。
妾にふれて、ただで済むと思ったか!
……そうか… 残念だ。
…このような失態を晒すとは…