召喚鉱石
大悪司
【喜久子】・・・きゃー! いやーーー!助けて下さいお爺様ーーー!!!
【カカロ】・・・何やら混乱しとるぞ、ナナス。
【ナナス】あ、あの・・・落ち着いて下さい・・・
【喜久子】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あら?
【喜久子】今、お空と地面が逆さまになったような気がして・・・
【喜久子】・・・? ここは何処でしょう。貴方はどちらさまですか?
【ナナス】えっと、僕はナナスと言います。実はですね・・・・・・・・・・・・
ナナスは、喜久子を呼び出した経緯をできるだけ丁寧に話した。
【喜久子】・・・・・・なるほど・・・・・・ここは異世界で、あなた方は、ウィミィの人達ではないのですね。
【喜久子】何となく、解りました。
【カカロ】いささか強引ではあるが、協力してもらえんかの。
【喜久子】・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【喜久子】困っている方には手を差し伸べよ。それが乃木家の家訓ですから。
【ナナス】それじゃあ・・・
【喜久子】どこまでお役に立てるのかは解りませんけれど・・・・・・
【喜久子】私、乃木喜久子は、皆様のため精一杯戦わせ頂きます!!
えっ、本当ですか……?お爺様、喜久子はやりました!
……? 何やら拾い物が……
せやあああああっ!
お退がりなさいっ!
まとめてお相手してさしあげます!
もう一本、参ります!
切り返します……っ!!
退くも戦のうち…勝ちを拾うためです。
何と言うことでしょう、敵に屈してしまうなどと…!