イデヨンにて召喚

王子さまLV1

少々ごむたいな王子さま。なにげにプレステ移植¹⁾とかされてて、ファンもけっこういる

非力ではあるもののコスト、素質が低く　復帰も早いので総合的な性能はそんなに悪くない

とはいえ「王族限定パーティー」とか　無茶なことを考えない限り 「悪くない」程度の男性キャラが、一軍登録されることは少ない

【カナン】ぼ……

【ナナス】ぼ？

【カナン】僕は見た！西の空からオレンジ色の光が猛スピードで僕めがけ……て……

【カナン】んん？　ここはどこだ…？僕は、とある所の塀に登っていたはずなんだが。

【カカロ】（うーむ、なんだかちょっとアホそうな小僧が来てしまったのう…）

【ナナス】ああ、それは…実は、お願いがあって君を召喚させてもらったんだ。

【カナン】召喚…？

ナナスはこの世界のことや自分が発明した装置のことを説明した。

【カナン】へぇー、それでは、貴殿も王子なのか。智将として有名だとは、偉いなあ。

【カカロ】貴殿『も』？

【カナン】ああ、いや、なんでもない。

【ナナス】という訳で、君は異世界の勇者として召喚されたんだ。僕達に力を貸してもらえないかな。

【カナン】ゆっ、勇者！！

【ナナス】なっ、なに？

【カナン】それは素晴らしい。いやあ、その装置は見る目がある。良い装置を発明されたものだ。

【カナン】それに、もうひとつの装置では、ＥＸＰを分配して頂けるとか…　この国を助けて活躍すれば。

【ナナス】うん、そうしてもらえると嬉しいんだけど…　お願いできるかな？

【カナン】うむ、ぜんぜんかまわないぞ。

【カナン】有能かつ未来ある冒険者として　活躍するつもりなので、ぜひ起用して頂きたい。

【ナナス】ありがとう。　あ、えっと、お名前は…

【カナン】カナン・ルーキウス。　一介の冒険者かつ、異世界の勇者だ。ふふふふふ。

ふふふ、ふふふふふ…レベルアップはいいなあ。

ん、なんだこれは？まさか、へちま…？

えーいっ、白色破壊光線！なんてな。

てやっ、ちょっぷ。

ふっふっふっ、集まっていたのが運のつきだ。

よし、まだまだ動けるぞ。

むかー。この無礼者めっ。

う、仕方ないな…戦略的撤退だ。

きゅう。